ゴールデンウイーク後、我が国での新型コロナウイルス感染の第一波は落ち着きつつあります。しかしながら、地域的には1か月前より感染の広がりをみせ、ここ小田原でも少なくない感染者が報告されています。ワクチンが開発され、実際に接種が開始されるまでは(少なくても2020年中は)、感染拡大防止の対策をとりつつ診療を続けるしかありません。幸い当クリニックは予約制であるため、待合室に患者さんが密集するようなことはまずありません。それでも感染防止に有効と思われる対策をとっています。
1)診察・検査・窓口処理では、患者さんとスタッフの距離が近くなることは止むを得ません。スタッフのマスク着用や頻回の手指のアルコール消毒に加えて、味気なくなるかもしれませんが、必要な会話に留めるように心掛けます。
2)患者さんには、待合室が混みあわないように予約の時間に来院していただき、マスクの着用と待合室入室前に手指のアルコール消毒をお願いします。
3)待合室では他の患者さんと可及的に距離をとって座っていただくように誘導します。
4)患者さんと接触するドアノブ、待合室のいす、トイレ便座、医療器具などは、次亜塩素酸ナトリウム溶液やアルコールを用い頻回に消毒しています。
5)院内の換気をよくするため、エアコンの負担が増えて省エネには反し、外の騒音でうるさいかもしれませんが、待合室の窓を少し開けて、また換気扇は外気交換モードを使用しています。
6)コロナウイルス感染が心配で来院を控えたい患者さんには、個々の患者さんの状態を伺い、経過から可能と判断すれば、処方箋を発行してご自宅に郵送しています。(*甲状腺診療ではエコー検査による甲状腺の状態と甲状腺ホルモンの血液検査が必須ですので、新規の患者さんのオンライン診療は行っておりません。)